オライリーの「ハイパフォーマンスWebサイト」を実践してみました。
この本は、「ウェブサイトの速度は実はコンポーネントの転送などに時間がかかっているので、バックエンドのシステム(コンポーネントの生成部分)のチューニングにお金をかけるより前に、フロントエンド(転送等)の改善で速度性能を向上できる事がたくさんある」というスタンスから具体的な対応の方法を解説しているもの。
実際に米国 Yahoo! ドットコムでフロントエンドの性能改善を行っていたエンジニアが惜しみなく(かどうかは分かりませんが)具体的なノウハウを披露しています。
とりあえず簡単なところからと思い
- ルール3: Expires ヘッダを設定する
- ルール4: コンポーネントを gzip する
だけ適用してみたら、本当に速くなった。
お勧めです。
紹介されている Firefox のプラグイン YSlow も お勧め。
HTTP 応答時間測定ツール IBM Page Detailer
本の中で紹介されているコンポーネントの転送状況をグラフィカルに表示するツール「IBM Page Detailer」は 日本語 Windows 2000にインストールしたところ、OSが再起動を繰り返すという憂き目に遭いました。
原因を究明していませんが、セーフモードで立ち上げてアンインストールすれば回復します。インストール後すぐにブラウザを起動してみて、立ち上がらなくなっていたらOSを再起動する前に迷わずアンインストールする事をお勧めします。