先日、仕事場兼自宅の2軒隣で火事がありました。
避難するときに、とりあえずノートPCはかばんに突っ込んで出ましたが、自宅のサーバ(デスクトップ)にしか入っていない、まだ承認プロセスに乗せていないお客様のデータもあります。
火事でサーバが燃えたら、まずいですね。余計稼がなければならないのに。
ということで、ホスト借りしているサーバ(インターネット上)と自宅のサーバの間に、CVSup の設定をしました。このページでは、その設定方法をご紹介します。CVSupは、ファイルの同期を行うツールです。
どちらのサーバのデータも駄目になる可能性がありますが、両方一度に落ちる可能性はかなり低いはずなので、まあまあバックアップの役割になるはずです。サーバレンタル費用と仕事場のインターネット回線以外の費用は0円です。
CVSup によるファイルの同期計画
CVSup は、サーバ-クライアント 方式の同期ツールです。
データのオリジナルはサーバとなるリモートホストに置いておくことにして、クライアント側のローカルホストにそれを定期的に引っ張ってくることにします。
CVSupのインストール
CVSupのサイト: http://www.cvsup.org/
CVSupのサイトから、バイナリ配布サイトにリンクがあります。OSによっては、ディストリビューションの中に、はじめから含まれているかも知れません。筆者が設定した環境は、サーバ、クライアントとも、 FreeBSD です。
ソースも配布していますが、CVSup は「Cではなく、Modula-3で」書かれているそうなので、それ用のコンパイラが必要になります。バイナリを入れてしまうのが簡単だと思います。
サーバとなるリモートホスト、クライアントとなるローカルホストの両方に、インストールします。インストール方法は、それぞれのOSのパッケージのインストール方法に準じて下さい。
cvsup、cvsupd、cvpasswd等のコマンドが使えるようになります。