コマンドの解説
find . -name "*gif" -exec convert {} -unsharp 1.9×1.0+0.3+0 {} \;
全体は findコマンド とそのオプションです。
find . -name "*gif"
これで処理対象ファイルを指定しています。
他の形式のファイルの場合、「gif」の代わりに指定して下さい。
ただし、インストールされている convert の設定によっては処理できない形式もあります。
-exec convert {} -unsharp 1.9×1.0+0.3+0 {} \;
-exec は find のオプションで、それより後のコマンドを実行する事を指定しています。
convert {} -unsharp 1.9×1.0+0.3+0 {}
この部分が convert を使用してアンシャープマスクを掛けている部分です。
実際に使用するときは、予めこのコマンドだけをテストで実行して、対象とする画像に適当な設定を割り出して下さい。(テストする場合は、「{}」の部分にはファイル名を入れて下さい。)
#例
convert test.gif -unsharp 1.9×1.0+0.3+0 test.gif
convert test.gif -unsharp 1.9×1.0+0.3+0 test.gif
フォトショップなどの画像処理ソフトで設定する場合のパラメータとの対応は以下の通りです。
最初のテスト数値の目安にして下さい。
初めの 1.9 -> 半径
x1.0 の部分 -> ?? 不明(convert のドキュメントには「標準偏差」とあります)
+0.3 の部分 -> 適用量(ただし、% を数値に直したもの。 0.3 なら 30%)
最後の +0 -> しきい値
なお、フォトショップの場合、GIF (インデックスカラー)のままだとシャープ処理はできませんが、convert の場合、gif をソースにしても問題なく処理されます。
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